GLAPHIC LABO

【 読者から 】10代・中学生・男性
なんだか優しい気持ちになれる作品でした。海、空、そして主人公の気持ちの変化など・・・。初めて読んだ作品なのになぜかすごく気に入ってしまいました。なんていうか、もうこの作品を無くしたくない、手放したくないと言う気持ちになれたのは初めてです。今までの小説は楽しみを与えてくれるだけでしたが、この「そして、いつかの海に」は心に直接安らぎと潤い、そして希望を与えてくれるような気がします。こんな作品に出会えてほんとに良かったと思えます。本当にありがとうございました。そしてこれからも、これ以上の素晴らしい作品を書いてください。楽しみに待っていますから。お願いします。

Information

2013年7月13日(土)・14日(日)、新潟県柏崎市の游文舎小劇場で『そして、いつかの海に』の朗読劇が上演されました。

公演終了後、「物語シアター」の主宰者の堀井さんからいただいたメールには、「地震、天災の痛みを経験している地域なので、
『そして、いつかの海に』では、初演に比べても涙している方が多いように見受けられました」とありました。

堀井さん、萩生田さん、宇賀神さん、そして主催者の皆様、本当にお疲れ様でした。
『そして、いつかの海に』(原作:結城直矢)、『ママの魅力』(原作:百田尚樹)、『幸福の王子』(原作:オスカー・ワイルド)
パンフレット > 柏崎公演の模様(2013年7月13日~14日) > 


2011年11月27日、代官山ライブハウスで、『そして、いつかの海に』が朗読劇で上演されました。
『そして、いつかの海に』は朗読劇では初めての公式上演となります。

朗読劇「物語シアター」
『そして、いつかの海に』(原作:結城直矢)、『バルセロナの夜』(原作:小川洋子)、『ママの魅力』(原作:百田尚樹)


朗読劇のプロが泣いた! 少年とホームレスの男と花火、純粋な優しさが心に響く!
出演者も観客も涙を流していた---。あまりに現実的な展開なので、涙が止まらないのだ。
( 朗読劇「物語シアター」代表 堀井真吾さん )

代官山ライブハウス公演を終えて( 堀井氏のブログより )

ママとバルセロナは、大丈夫と予想していたが、本命の「そして、いつかの海」は、なかなか確信が持てないまま本番を迎えた。 ボソボソボソボソとモノローグを吐露していくだけなのだが、テーマが大きいため、ものすごいエネルギーを使う。声はたいしてだしていないのに・・。

一本目と二本目は、予想どうり、あるていど成功を収めていた。問題の三本目ははたして。 しかし、哀れな男の心の変化に、お客様がついてきてくださっているのを感じた。あまりに現実的なリアルなシチュエイションに、それでもしっかりついてきてくださっているのを感じ、不思議な感じさえした。

「ありがとう、みなさん。」演技の底で、感謝している自分もいた。 後半、出演者も観客も涙を流していた、ライブハウスの空間。あまりに現実的な展開なので、涙が止まらないのだ。もともと涙もろいのだから、始末が悪い。

演技者としては、もっと突き放さないとだめだ。反省することしきり。 ただ、来ていただいた皆さんにとって、無駄な時間にはならなかったと思いたい。 大切な時間を買ってもらって、わざわざ来ていただくのだ。心にしっかりと受け止められる何かがなければ意味がない。

ともあれ、来ていただいた方。ともに創造した仲間。協力してくださった皆さんに感謝申し上げたい。ありがとうございました。 お疲れ様でした。